人生、いろどり という映画を観ました。
徳島県上勝町の実話を元に作られた映画です。
上勝町は高齢化と過疎化が進んだ、日
本のどこにでもあるような山あいの田舎町でした。
基幹産業はみかん。
ですが冷害で全滅してしまいます。
そんなときに、農協の一職員が、料
理のつまものになる葉っぱを売るビジネスを思いつき、
今や2億円以上の年商を誇るところまで成長させました。
いろいろなメディアで取り上げられたりもしています。
原作は『そうだ、葉っぱを売ろう!』
映画では、実話にほどよくフィクションが取り入れられ、思
わず涙がこぼれるくらい心が動かされました。
原作によると、始めのうちはファックスで注文を受けて葉っぱを採っていた人たちが、そのうちパソコンでやるようになり、今ではiPadで山にいながらにして注文を受けているとか。
また、高齢者が忙しくなり、デイサービスに行く人が減ったとか。
その上、稼ぐ=所得税を納める、ということで町の財政も良くなります。
大きな映画館では上映していないので、わざわざ遠くまで観に行きましたが、それだけの価値ある映画でした。
カノンと2人で映画を観に行きました。
タンタンといえば、小学生の時から大好きだった福音館書店発行の児童向け絵本(漫画?)が原作です。
カノンもこのシリーズが大好きで、私の実家にシリーズが揃っているので、帰省のたびにむさぼるように読んでいます。
で、映画を観に行ったのですが、タンタンの顔がヘンで笑ってしまった・・・
あまりタンタンぽくなかったな。
ストーリーも原作とは違っていて、横でカノンが
「本と違う」
と言い続けていました・・・
CGもすごかったけど、FFを見慣れている身としては普通・・・
ま、カノンは楽しんだようなので、よかったです。
映画のほうを観てきました。
なんというか・・・
源氏物語を一通り読んだことがあり、
この映画の原作小説も読んだ私でさえも
ついていくのが大変でした・・・
生田斗真さんが好きだから、という理由だけで観に行ったら、おそらくまったく楽しめないのでは・・・
私は平安時代が大好きなので、衣装や背景の家具なんかを見ているだけで楽しかったです。
でもな~
時代考証や設定もどうかと。
葵上が出産するときに、光源氏が葵上を抱きかかえるシーンがあるのですが、穢れだから触ったらまずいんでないの?
とか、
映画では夕霧(葵上の子)が生まれてから藤壺と関係を持つ、という流れだったけど、あれ?冷泉帝(藤壺の子)のほうが夕霧より年上だったよな?
とか、
六条の御息所が「縁者を頼って伊勢に行く」と言うのですが、いやいや娘の斎宮に付き添って行くんでしょ!?
とか、
藤壺が尼になるのは桐壺帝の法要の時だったはずなのに、さみしいお寺でやってるな~
とか、もう、言い出したらきりがナイ・・・
衣装はすごかったですけどね~