うさこちゃんとどうぶつえん
わりと有名な絵本です。
シリーズの中の1冊。
カノンのお気に入りです。
もちろんずっと前から存在は知っていましたが、子どもを産んで初めてきちんと中身を読んでみたら、これがツッコミどころ満載なのだ。
1.「とうさんは どうぶつえんへ いこうかと おもってるんだが いっしょにくるかい?」
なんという誘い方じゃ。
うさこちゃんがイヤだと言ったら、一人で行くのか!?
2.「どうぶつえんまでは あるけない とうさん きしゃで いきましょう」…「1じかんも のりました」
そりゃ歩けんわ。1時間って相当遠いぞ。
3.「おうむたちが「こんちは うさこちゃん!」といいました」
ええ~。なんで名前知ってんの?
4.「あらまあ あれは なんでしょう。からだに しまがある。あのうまが しまうま?」
なんでしょうって言っておいて、正体知ってるやん。
5.「ぞうが はなをのばしてる。おまえの ぱんを やってごらん」
動物に勝手に食べ物を与えることは、動物園では禁止されています。
6.「きりんの そばまで やってきたとき うさこちゃんは ちょっと こわくなって」
服を着てるウサギのほうがこわいですから!
てな感じでー。
けっして嫌いではないのですが、関西人の血がうずくんですよ、読んでると。
原文はすべて
『うさこちゃんとどうぶつえん』
ディック・ブルーナ/ぶん・え 石井桃子/やく
福音館書店 1964年
より。
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